Twitterより
社畜なんてなるか!とイキってたニートの末路を書く。
29歳無職、友達ゼロ。2浪2留ぼっち陰キャが成功者やインフルエンサーに影響され勘違いして、意識だけ高いニートになって3年
その結果、何も成し遂げられず仕事も遊びも恋愛も人間関係も何一つまともにできず20代終わった。
俺の人生なんだったの— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
最初は一人でいいと思ってた。煩わしさもなく、自由で気楽で平和。内向型だし人間関係は元々向いてないんだし、普通の人生は諦めようと。
でも20代も終わりに近付いて、いつものようにぶらぶら出歩いてカップルや家族連れを見ると
急に何もない自分に苦しくなった。今までは何も感じなかったのになあ— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
まだ年齢的には若くて余裕のある時期は、他人はそんなに気にならなかった。諦めがついた。
しかしいよいよ30代という節目が近付いて、いざ可能性や選択肢が閉ざされ始めると一気に心境が変わる。
途端に余裕がなくなり、焦り、劣等感で苦しくなった。
きっと結婚とかもそういう感じなんだと思う。— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
今まではいつか成功して見返してやるという心の余裕がどこかにあった。
ツイッターを頑張ったり意識の高い情報に触れていたことで、どこか未来への希望があった。一人のほうが自由で気楽で、自分は恵まれてると思っていた。
でもそれが最近は段々なくなってきて、耐えられなくなってきた。— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
ホリエモンやひろゆき、プロ奢ラレヤーとか
そういうなんか自由そうに生きてる成功者たちの情報を見て、なんか無理に働かなくても人生うまくいく気がして。俺はニートになってからそれまで依存してたゲームもやめて、ツイッターやYouTubeでそういう情報収集ばかりして何かした気になっていた。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
今まで意識の高い、ためになる、役に立つ情報とかをなんとなく集めて
それによって無意識に将来に明るい希望を感じることで精神が安定していた部分があったと思う。しかしニート期間でそんなことをしてるうちに3年経ちもう29歳。
気付けば俺には何も残っていなかった— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
俺の唯一の成果といえば、ツイッターでフォロワー1000人いったことくらい。1円にもならなかったけど。
これはニート初期の頃、2浪2留ぼっちの悲惨な学生生活からようやく解放されニートになった反動で
やっと自由になった!という一時的な万能感と勢いがあってできたことだった。— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
そこから意識高い系になって、自分の辛い過去やそれでも前向きに生きる姿勢を発信してだんだんフォロワーも増えて自信がついた。
たぶんそれだけが心の支えだった。しかしそれも2年目3年目とどんどん勢いは落ちていって、浮き沈みが増えた。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
いつしか自分の発言に対する他人の評価ばかり気になり、言いたいことも言えなくなった。息苦しい。
他人の評価が気になるのは、自信がないから。自分の軸がないからだ。
今まで学校生活で散々虐げられてきて友達ゼロのニート、ツイッターしか社会との関わりがない。自分の軸も自信もあるわけがない— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
そしてツイッターを休むことも多くなって、ある日自分には何もないんだと唐突に理解し、死ぬほど苦しくなった。
俺にはこのツイッターしかなかったんだと思う。今までそのおかげでなんとか心の平穏を保っていられてたんだ。
今はそれすらもメンタルの弱さでできなくなって。俺には何も残らなかった
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
別に親が死んだら詰むとかが怖いんじゃない。
このまま人と誰とも関われず、歳を重ねるごとに未来への希望や余裕がなくなっていき、そのうち世の中を恨んで暴走するしかなくなるという未来が想像できるから怖いんだ。
このまま40代50代とかまでニートを続けていたらとても精神が持たないだろう。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
そうなったらネットで暴走するか、現実で暴走するか、親に当たるのか…そんな未来を想像するだけで恐ろしい。
よくあるニュースのよくある事件。多分こうやって起こるのかなって。
自分はこうはなりたくないとずっと思っていたのに。気付けば自分がなりかけている現実— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
せめて人間になりたくなった。働いてるとか自立してるとか当たり前の、人並みの肩書、ステータス、自信が欲しくなった。
そうでもなければもう、このまま人と関わることができないと思った。
以前は俺ニートだよーなんて開き直れるくらいの開き直りがあったのにな。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
たまに勢いが乗って、勇気出して人と会ったり行動するたびにどこかボロが出て。
やっぱりいつもどこか小バカにされてるようで。俺はやっぱりだめなのかと心が折れて。
陰キャってね、すぐバレるんだよ。
ハロウィンの時、仮面つけてたのに陰キャって言われたよ。喋り方や仕草でもう一瞬でバレる。笑— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
実はこんなことを書くに至ったきっかけは、今朝見た夢だった。
小学生の時からずっと好きだった子がいて、好きなあまり意地悪しちゃって。
そして中学でついに同じクラスになれたのに
その時俺は陰キャになってて惨めで話せなくて。そんな過去を思い出して辛さを日記に書きまくってたらこうなった。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
俺の人生が狂ったのはあの頃からだったかもしれない。
小学校低学年以来、やっと中学であの子と同じクラスになれたのに
俺は何もできなかった。
告白するどころか話しかけることもできない惨めさ。陰キャになったから。それが全ての悪夢の始まりだった。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
あの頃にもし普通にあの子と喋れたらどんなに良かっただろう
もし告白なんてできたりして上手くいってたらどれだけ良かっただろう。あの頃の弱く、惨めで、自信のない陰キャになった俺にそんなことは不可能だった。
陰キャにさえなってさえいなければ。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
子供がいじめられっ子の陰キャになるっていうのはそういうことだ。
人生の明るい出来事、思い出を全て奪う。誰からもバカにされ、見下され、蔑まれ、好きな子にも話しかけられない、本当に惨めで悲惨な思いをすることになる。
いや、俺みたいな例は希少かもしれない。普通ここまではならないか。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
もうみんな、あの頃のことなんて忘れているのだろう。
闇金ウシジマくんで、俺みたいなフリーターくんのウツイというやつが
久々に再会した同級生に昔話ばかりして内心呆れられてる描写があった。みんなとっくに先に行ってて、みんな働いてて、もう結婚とかし始める年齢なのに。今の俺みたいだ
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
陰キャになるって、そういうことなんだよ。
自分だけ時間が止まっている。あの時からずっと。みんな、今頃何やってるんだろうな。
普通に恋愛とか就職して、ちゃんとした人生歩んでるんだろうな。俺が浪人や留年で周回遅れしてた時期にたまたま再会した過去の知り合い達は、みんなそうだった。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
高校3年間は本当に何一つ楽しい思い出がなかった。3年目は文化祭も行かなかった
卒業式のあと、誰とも話さず、何も起こらずいつも通り一人で帰ったな。あれ、何もなかった…って。
ひたすら家と学校の往復で、遊びに行く友達もなく、世界も広がらなかった。これがガチ陰キャの現実ね。
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
勉強する気にもなれずそこから2年浪人して、やっと受かった大学でも1年目サークル入らず、2年目から出遅れてサークルに色々入ってみるもどこも馴染めず幽霊になり、友達も相変わらずゼロで単位も取れず2留した。
中退は親に悪いし、今までのが全部無駄になるのが嫌でなんとか卒業。そこだけマシかな
— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
少しはポジティブなことを書いておくと、もう自分には何もないと気付いてやっと本気で就職する気になった。
ニートでもサポートしてくれそうなとこ調べて就職相談の予約を取った。
30まで、もう残された時間が少ない。就職でもしなきゃ自立できない。このままずっと。今からでもやり直すしかない— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
母親には感謝している。
小さい頃に離婚して一人でいつも夜遅くまで仕事して俺を大学まで行かせてくれた。でも今まで感謝ばかりで逆らえず、衝突を避け反抗できなかった。主体性がない子供に育った。
小さい頃から姉と母がよく喧嘩して空気が悪くなった。
俺はそうなりたくないと願ったからなのか— とあるニートの末路 (@ikisugi111) November 22, 2020
ネットの反応
・未来からきた自分への警告かと思いました。
・たとえツイッター上でも表に出せた。それがあなたの強さです。
・この勢いで自分を飾らずにユーチューブで発信すれば面白いと思う。
・やばい。俺もニートです。これ見たら急に怖くなったわ。ワイも働くわ。
・キャリア教育で学校に講演しに来る隙自語の塊みたいな輩の話とは比べ物にならんくらいためになった気がします。勇気を出してこのお話を載せてくれたことに感謝します。
・まるで過去の自分を見ている様でした。個人的にですが、バイトでも良いのでお金を稼ぐと自信になります。家で考えても収入にはならないので、汗を流す工場とか軽作業の肉体労働やると疲れて嫌な事を考える余裕なくなります。
・分かる。その熱意が持続しないところも身の丈に合わない高望みしがちなところもよく分かる。自分の場合は取り敢えず動いてみた。情けなくても媚びを売って給料が安いところに就職して、技術職だから技術を身に付けて変わってやるんだって思ってやってる。
・頭が良いから行動より先に思考が先行するんでしょうね。考えても何も始まらない、というのは本当ですね。やる気が出ないのも成功するか正しい選択なのかと頭で考えるからでしょうね。考えることは大事ですが、行動しなきゃ失敗も成功も体験できない。成功、失敗は結果論です。
・私も「いつか成功してやる!」と夢みて自己啓発本やセミナーにお金を溶かして27歳までイキっていました。でも、貴方のように客観的に見た時に自分がなんでもない人間だった事に気付き、恥ずかしくなりました。何を恥ずかしくなったかというと、普通に会社で働く事をダサい、かっこよくない、負け組だと思っていた事です。
・もう29歳かもしれないけれど、まだ29歳かもしれないです。世の中の大きな企業の社長や売れっ子芸人だって日の目を浴び出したのは40歳以降なんてザラじゃないですか。それまで惨めに生きてきた人もたくさんいます。だからといって29年間がすぐに何かとてつもなく価値あるものに変わる訳じゃないですが、僕は全く無価値だったとも思いたくなかったです。
